3ヶ月でロシア語能力検定試験2級合格を目指します。〜試験概要と使用教材について
本日7月16日から数えて、2017年度の試験日 10月7日まで、残り84日。
3ヶ月を切ったところです。
早速、今日から対策を始めます。
今回私が受験するのは、2級。
都内にある某私大のロシア語学科を卒業していますので、文法や単語など、基礎的な知識は1度勉強しています。ただし、文法や単語の学習に日常的かつ真剣に取り組んでいたときから、現在3年ほど経過しているので、忘れてしまっていることも多いはず。
今回受験するにあたって、文法と単語をイチから総復習するつもりです。
ロシア語能力検定とは
まずは、試験について整理しましょう。
ロシア語能力検定試験は、ロシア語能力検定委員会が主催する試験。
公式ホームページはこちら→ロシア語能力検定試験
※注意
ロシア連邦教育科学省認定ロシア語検定試験 (ТРКИ - テ・エル・カ・イ)とは別物です。
ロシア語検定試験は、外国語としてロシア語を学習する人を対象とし、ロシア連邦教育科学省が実施する国家能力試験。レベルにもよりますが、ロシア語能力検定よりも難易度は高め。ロシアへの留学を予定している方、または留学の経験がある方はТРКИの受験がおすすめでしょう。
両者の違いをもっと詳しく知りたいという方はこちら→東京外国語大学語学研究所(http://www.tufs.ac.jp/common/fs/ilr/EU_kaken/_userdata/nakazawa.pdf)
1、各級の試験内容
4級〜1 級まであり、級によって受験科目は異なります。
合格するためには、各科目の点がすべて6割以上に達しなければなりません。
【4級】(250点満点)
・文法:文字と発音、格変化、動詞の時制、簡単な複文など(配点100点)
・露文和訳:日常的な内容の文章を日本語にする。(50点)
・和文露訳:やさしい日常表現をロシア語にする。(50点)
・朗読:力点のあるロシア語テクストを会場でテープに録音。(50点)
【3級】(300点満点)
・文法:数詞(主格)、比較級・最上級、移動の動詞、関係代名詞の一部など。(配点100点)
・露文和訳:あるテーマの平易な文章を日本語に訳す。(50点)
・和文露訳:日常生活で使うやや長い表現をロシア語にする。(50点)
・朗読:力点のないロシア語テクストを会場でテープに録音。(50点)
・聴取 :ゆっくりとしたテンポの露文テクストの内容を理解できる。(50点)
【2級】(300点満点)
・文法:数詞の格変化、関係代名詞・副詞、体の用法など。(配点100点)
・露文和訳:一般向けの読み物や新聞・雑誌記事などを訳す。(50点)
・和文露訳:さまざまな分野の事柄を平易なロシア語に訳す。(50点)
・聴取:日常会話レベルの話が理解できる。(50点)
・口頭作文:与えられた身近なテーマ(「家族」、「友人」等)で話を展開し録音する。(50点)
【1級】(400点満点)
・文法:すべての文法事項がチェック対象となる。(配点100点)
・露文和訳:極度に文学的または専門的文体を除き、様々な分野の文章を訳す。(100点)
・和文露訳: 一般教養の範囲内のやや高度な内容の事柄を正確なロシア語に訳す。(100点)
・聴取:ノーマルスピードでやや高度な話も理解できる。(50点)
・口頭作文:与えられたテーマでロシア語を話をし録音する。(50点)
2、過去問について
1部550円(CD付き)で販売されています。
・東京ロシア語学院の窓口での購入
平日:10時〜20時
土曜日10時〜19時
・通信販売での購入
※別途送料がかかります。200円。1部増すごとに+100円、9部以上は1,000円。
購入はこちらから→ロシア語能力検定・過年度問題
3、試験日程と受験料
併願可能。毎年5月と10月に試験がおこなわれますが、5月は3級と4級の試験しか実施されません。
検定料は以下の通りです。
・4級:5,000円
・3級:6,000円
・2級:7,000円
・1級:7,000円
試験の申し込みは、こちら→ロシア語能力検定・お申込み手続きから。
受験勉強に使用する教材
以下のような教材を使って学習を進めていきます。
【辞書】
・研究社露和辞典
・研究社 和露辞典 <改訂版>
【単語帳】
・最新ロシア重要単語2200
【聴取対策】
・CD2枚付 耳が喜ぶロシア語 リスニング体得トレーニング
【口頭作文対策】
・CD2枚付 口が覚えるロシア語 スピーキング体得トレーニング
【露文和訳・和文露訳対策】
・ロシア語で読む星の王子さま CD付
・ロシア語使える文型80
【文法対策】
・大学時代のテキスト(教授お手製)
※おすすめの文法書をいずれ追記します。